俺は、君のためにこそ死ににいく
実家に帰ったら、DVDがあったので観て来た。
ごく最近に作られた映画らしいので、キャストの平均年齢がだいぶ若くてどうも頼りなく見えてしまうのだが、多分俺が年を取ったからそう感じるだけだろう。ちなみに公開は2007年だそうだ。
4年ほど前、似たような内容の番組を見たことがあるような気がする。確か、19歳の兵隊が食堂のおかみに「蛍になっておばちゃんの元に帰ってくる」と言ったシーンや、朝鮮人の少尉が特攻前に故郷の歌を歌うシーンとかは見覚えがあるので、おそらくこのあたりのくだりは実話なのかも知れない。
終戦後、大西瀧治郎中将が介錯なしで割腹自殺をするシーンは、見ていて鳥肌が立ったというか震えが止まらなかった。多くの特攻隊の命の責任を全て自分の命で贖おうとかいうのは奇麗事のようにしか思えないわけだが、その言葉の重みをその壮絶な死に様にて体現してくれたという感じである。足を紐で縛りつけてでも正座の姿勢を崩さないまま果てたその姿には、今の日本人が忘れてしまった「侍」の心が感じられる。
ごく最近に作られた映画らしいので、キャストの平均年齢がだいぶ若くてどうも頼りなく見えてしまうのだが、多分俺が年を取ったからそう感じるだけだろう。ちなみに公開は2007年だそうだ。
4年ほど前、似たような内容の番組を見たことがあるような気がする。確か、19歳の兵隊が食堂のおかみに「蛍になっておばちゃんの元に帰ってくる」と言ったシーンや、朝鮮人の少尉が特攻前に故郷の歌を歌うシーンとかは見覚えがあるので、おそらくこのあたりのくだりは実話なのかも知れない。
終戦後、大西瀧治郎中将が介錯なしで割腹自殺をするシーンは、見ていて鳥肌が立ったというか震えが止まらなかった。多くの特攻隊の命の責任を全て自分の命で贖おうとかいうのは奇麗事のようにしか思えないわけだが、その言葉の重みをその壮絶な死に様にて体現してくれたという感じである。足を紐で縛りつけてでも正座の姿勢を崩さないまま果てたその姿には、今の日本人が忘れてしまった「侍」の心が感じられる。